CONCEPT MKV アップグレード

コンセプトスモークマシンMKV/MADE IN UK
販売

デジタルアップグレードのお知らせ

お手持ちの機材をデジタル温度制御に

コンセプトMKVスモークマシンを使用されている方で、煙と一緒にオイルがノズルから垂れてきたり、発煙ノズルが詰まりやすくて困っていませんか。現在コンセプトMKVのヒーターブロックに搭載されているカートリッジ式サーモスタットは、金属円筒の熱膨張を利用して内部の接点機構を有する接点可動板を伸縮作動させ、この間に生ずる張力を応用して接点を開閉し、電流のON/OFFを行う構造になっています。このため、長く使っていくうちに接点可動板が変形し、設定温度よりも低い温度でOFFになるようになります。これに伴い、ヒーティング不良で煙と一緒にオイルを吹いたり、ノズルが詰まりやすくなり煙りの出が悪くなる現象が発生します。一時的にサーモスタットの調節ネジを回して設定温度を上昇させることにより対処は出来ます。しかし、このサーモスタットの最大設定温度は300℃までしかなく、すぐに調節幅が無くなってしまいます。長年使っていると、熱とオイルにより調節ネジが焼き付いて回らなくなる場合もあります。これ以外に、サーモスタットから出ているリード線付け根周辺の被服が高温により劣化し、短絡して設定温度になってもOFFにならずヒーティングしたままの状態となり、ヒーターブロックが燃えてしまうトラブルも発生しております。

当社では、カートリッジ式サーモスタットを取りやめ、デジタル温度調節器による制御システムに改造する方法をおすすめしております。
このシステムは、側面にデジタル温度調節器を金属製枠とともに固定します。そして、ヒーターブロックへ穴を開けて熱電対温度センサーを装着し、温度データーをデジタル温度調節器へ送ります。温度データーを元に、SSRによってカートリッジヒーターへの電力を制御してヒーティングを行います。

デジタル温度制御の利点

デジタル温度制御では、常に設定した温度を保つようにヒーターへの通電をコントロールするため、加熱温度が安定しノズルの焦げ付きや詰まりが減少します。また、SSRでのヒーター制御では、設定温度付近に達すると、断続的な通電によって温度を一定に保持するようになり、消費電力が少なくて済みます。デジタル温度調節器ディスプレイには、現在の温度が表示されていますので、ヒーターブロックの温度状態が一目瞭然になります。

主な改良作業内容点

1.ヒーターブロック分解・クリーニング
2.ヒーターブロック、カバー洗浄・塗装
3.ヒーターブロック設置周辺洗浄・クリーニング
4.ヒーターブロック穴開け、温度センサー設置
5.ヒーターブロック保温材詰め替え
6.オイル抜き取り・ろ過処理後戻し
7.上部操作パネルのラベル張り替え
8.デジタル温度調節器取り付け枠設置
9.SSR固定用穴開け、SSR固定
10.電源ケーブル用穴開け
11.電源ケーブル新品取り付け
12.配線すべて交換
13.発煙テスト/オイル流量調整

改良済み本体